列車でWentworth Fallsに向かう
今日(2025年6月16日)はWentworth Fallsエリアのトレッキングを楽しむことにします。Prince Henry Cliff Walkを歩いたのは一昨日の6月14日、昨日の15日はお休みということで宿の中でブラブラしていました(宿の中で一日を過ごせる程に快適な宿だということですね)。ブルー・マウンテンズ線(Blue Mountains line)をカトゥーンバからシドニー方向に二駅戻るとWentworth Falls駅です。まずは列車でカトゥーンバ駅からWentworth Falls駅に向かいます。


駅を南側に出て、ブルー・マウンテンズ線と並走するGreat Western Highwayをわたると、そこは豊かな緑の公園が広がっていました。その中の小径を進むと、今日の目的のトレッキングコースに入ることができます。

Wentworth Fallsエリアを進む
Wentworth Fallsエリアの地図を載せておきます。地図上の右上にWentworth Fallsの駅があります。その側を南北に小川が流れていますが、この川沿いに南に向かいます。やがて、グレーの市街地エリアから南側のグリーン外縁の崖上の部分に出た後に西(すなわち地図の左)に向かいます。その後は、臨機応変にコース取りを考える予定です(まあ行きあたりばったりですね)。
Wentworth Falls area, Katoomba area 地図(PDF 3MB)
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駅前の緑豊かな公園を経由してコース入口に来ました。「GRAND CLIFF TOP WALK」と書かれている入口ですが、上の地図にその表記は見当たりません。ちょっと不思議ですね。名前の雰囲気から街が位置する台地の縁をぐるりを廻るコース全般を指しているのかもしれません。この入口からコース内に入り、地図上のJamison Creekという表記の小川沿いに南に向かいます。

Jamison Creek沿いの小径
Jamison Creek沿いの小径は本当に美しく、歩きやすさとも相俟って歩くことの楽しさを感じさせてくれました。午前の早い時間帯で快晴だったことから、陽があたって輝く緑と斜めに射す光の作る陰影とが組み合わさったコントラストの強いシーンが続きます。さらに小径のすぐ横には清流が流れています。静かに流れる箇所もあれば小滝が登場することもあります。光と水が織りなす完璧なハイキングコースです。ueno
上の地図にはでてきませんが、Google Mapsではこの径はDarwins walkと表記されています。NSW National Parks and Wildlife ServiceのホームページにもDarwins walkとして説明のページが用意されれいました。


Wentworth Falls
地図上のグレーの市街地エリアから南側のグリーン外縁の崖上の部分に出た直後、Wentworth Fallsの勇姿が眼前に現れます。落差が凄いです。今まで歩いてきたDarwins walk沿いを流れるJamison Creekが崖に行き着いて落下しています。ですから、水量はそれほどには多くありません。積み重なった砂岩の上を糸を引くように流れ落ちていきます。

Wentworth Fallsの勇姿を後に進路を西に取ります。崖上の縁を歩くことから景色は開けます。相変わらず目に映る景色は素晴らしいです。ただ、一昨日のPrince Henry Cliff Walkの途上で見た景色と似ていることは否めませんが(というかほぼ同じですね)。

Overcliff-Undercliff track
崖上の外縁を歩くのもいいのですが、見ることのできる景色に変化を求めて崖下に下るコースを取ることにしました。地図上の灰色の点線で示されるコースを見ればわかると思いますが、それほどの距離を空けずに様々なルートが設置されています。その場の体調と気分でルートを選べるのもこのエリアならではのメリットです。
Wentworth Fallsを見た後に私が選んだコースはOvercliff-Undercliff trackです。もちろんこのコースもNSW National Parks and Wildlife Serviceのホームページに説明のページが用意されれいます。Undercliff、すなわち崖下を通るのですから一度降ることになります。と入っても峡谷の底まで降りるわけではありません。ですが、下の写真のような崖上とは異なった景色が迎えてくれます。

Overcliff-Undercliff trackはOvercliff(すなわち崖上)の部分とUndercliff(崖下)の部分の組み合わせで、周回コースとなっています。私はUndercliffの部分を通って西に向かい、Overcliffのコースを使って戻ることはせずにそのまま西に向かいます。目指すはEmpress Fallsです。

Empress Falls
Undercliff trackをそのまま西に進むとEmpress Fallsがでてきます。Wentworth Fallsほどの落差はなく、また傾斜も垂直というわけではなく段差の付いた急坂といった感覚でしょうか。水量はWentworth Fallsよりは明らかに多いと感じました。

Empress Fallsの基部から滝を見上げて撮った写真が以下です。写真からははみ出してしまい写っていませんが、滝の基部には滝壺(ラグーンと表現したほうが適切かも)があります。水量がそこそこ豊富で傾斜が急坂のようになっている滝の形状からでしょうか、上部からロープを垂らし懸垂下降で滝壺に入る一団の人々がいました。おそらく現地旅行会社催行のツアーではないかと思います。

見かけた動物や植物たち
Empress Fallsに寄った後は再度崖の上まで登り、そのまま台地の縁を辿ってカトゥーンバの宿まで歩きました。結構長かったです(行きは列車で二駅だったのですよね)。その途中で見かけた動物や植物たちを少しだけ紹介させてください。
歩いていてふと目に入った針山、じっとして動きません。思わず写真に撮りました。ハリネズミかなあと思いつつ調べてみると、ハリモグラ(Short-beaked Echidna)とのこと、ネズミではなくもグラでした。オーストラリアを代表する野生動物の一つで、単孔類(卵を産む哺乳類)という珍しい種だそうです。ハリネズミによく似ていますが、ハリネズミは胎盤をもつ哺乳類、これに対しハリモグラは卵を産む哺乳類という点で大きく異なるのです。

気に入った花を二つほど紹介させてください。下の紫色の可憐な花はアガパンサス(Agapanthus)です。オーストラリアでは街路、公園、庭園でよく見かけるポピュラーな花です。決してブルー・マウンテンズに特有というわけではありませんが、コース脇にたくさん咲いていました。

下のは鮮やかなオレンジ色の花はクロコスミア(Crocosmia)だと思います。日本ではモントブレチア(ヒメヒオウギズイセン)の名前でも知られているそうな。オーストラリアでは庭園植物として広く植えられ、一部では野生化しています。11月はちょうど開花シーズンなので、ブルー・マウンテンズではよく見られます。



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