第1回世界一周後半 no.9 – ブルー・マウンテンのGrand Canyon trackを歩く 【2025年11月17日】

ブルー・マウンテンズ国立公園Grand Canyon track

峡谷の底に降りたい

2025年6月14日、16日と2回にわたってブルー・マウンテンズのトレッキングコースを歩きました。2回とも崖上の縁を辿るコースです。もちろん滝の基部に降り立ったりと峡谷の途中までは下りました。が、峡谷の底にはまだ降り立っていません。一度は峡谷の底に降りたい、そう思って良いコースがないかと探しました。ありました。Grand Canyon trackです。

Grand Canyon trackはブルー・マウンテンズ・ラインを昨日行ったWentworth Fallsとは逆方向に二駅目のBlackheathからアクセスするコースです。とはいっても駅からは結構離れた場所が入口のため、バスでのアプローチが必要となります。幸いなことにカトゥーンバ駅経由でGrand Canyon trackの入口の近くまで行くバス路線があり、私はこのバスで向かうことにしました。

以下に、これまでと同様ブルー・マウンテンズ国立公園の公式サイトからダウンロード可能な地図を載せておきます。

Overview, Grand Canyon track 地図(PDF 1MB)
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Grand Canyon trackに向かう

宿からカトゥーンバ駅まで行き、近くのバス停で698番のバスに乗ります。Grand Canyon trackの入口はNeates Glen Parking Areaにあり、698番のバスルート上の最寄り停留所はEvans Lookout Rd at James Rdです。この停留所で降り、普通の道を歩いてルート入口のあるNeates Glen Parking Areaまで歩きます。

私以外にもバスでGrand Canyon trackに向かう人はそこそこいました。彼らの後をついて入口に向かいます。
15分ほど歩くと入口に到着です。まあ迷うことはないと思います。

渓谷の底に下る

コースに入るとすぐに下り始めます。下の写真のように階段が延々と続いていきます。帰るときには下った分は上る必要があるよなあ、なんて思いながらも階段を下っていきます。

Grand Canyon trackの入口すぐ近くから始まった下りです。

やがて周りの雰囲気が変わっていきます。植生が、なんというか高湿度地域のものになっていくような感じです(私の感覚的な印象です)。峡谷の底を流れる小川の存在が高湿度をもたらし、それが植生に影響を与えている、これが私の仮説ですが本当のところはわかりません。

峡谷の底に近い場所の雰囲気です。濡れている場所も多いです。

峡谷の底に広がる別世界

下りが終わり、底と思わしき場所に立つことができました。雰囲気は別世界、なにか未知の世界に入り込んだ冒険家にでもなったような気分です。思わず撮る写真の枚数も増えました。以下にそれらの一部を載せます。

峡谷の底に降り立ち最初に撮った写真です。前方に小さく写るのは同じバスで来たハイカー^です。
滴り落ちる水のカーテンの内側を通ります。
中央に写る特徴的な二本の植物ですが、木ではなく木生シダ(Tree fern)です。ブルー・マウンテンズの渓谷の、特にGrand Canyon trackやWentworth Falls付近の森を代表する植物です。
峡谷の底には小川が流れていますが、時々写真のようなラグーンを形成しています。

Grand Canyon trackを抜けて崖上へ

Grand Canyon trackを周回して出発点に戻ることはせず、崖上に向けてEvans lookoutからCliff Top walking trackに入ります。該当する地図を下に載せます。なんか地図が細切れになってしまい、申し訳ありません。Evans lookoutからは、Govetts Leap lookoutを目指します。

Overview, Cliff Top walking track 地図(PDF 2MB)
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Cliff Top walking trackはその名のとおり崖上を通ります。峡谷の底と違って視界は開け、素晴らしい景色が広がっています。下の写真はそんな景色を撮ったものですが、岸壁を左下から右上へと白っぽい線が走っているのが判るでしょうか。これは岸壁に付けられた径です。殆どの部分が階段になっています。こんな場所によく径を通したものだと感心します。

Cliff Top walking trackから見えた切り立った壁と、そこに付けられた径です。

Cliff Top walking trackを進む途上で赤と青の羽を持つ鳥を見ました。原色の配色を見ると、いかにも南国熱帯に棲む鳥のように思えます。早速調べると、どうやらベニバラインコ(Crimson Rosella)のようです。ブルー・マウンテンズを代表する野鳥の一つで、トレッキング中によく出会える人気者とのこと。熱帯に棲む鳥と思っ私の感覚は間違いで、オーストラリア南東部の比較的涼しい地域に生息する温帯の鳥でした。

色鮮やかな羽を持つベニバラインコ。オーストラリア南東部の比較的涼しい地域に生息する鳥です。

ゴールはBlue Mountains Heritage Centre

Cliff Top walking trackを進み、最後にGovetts Leap lookoutに至ります。一応このコースはここが終点となります。そこそこ疲れましたが、気分は爽やかです。そこから10分ほど歩いた場所にBlue Mountains Heritage Centreがあります。ブルー・マウンテンズの自然を分かりやすく展示していました。Visiter Centerと書かれているとおり、その役割も担っているのでしょう。

Blue Mountains Heritage Centre。内部には様々な展示がありました。
展示の一環としてブルー・マウンテンズの自然やコース整備の様子を映像で流していました。

このセンターの横にバス停があり、行きと同じ698番のバスに乗りカトゥーンバまで帰りました。これまでの2回のトレッキングとは趣の異なる景色を見ることができ、なかなかに充実したトレッキングを楽しむことができました。

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