「パパの夢は?」 – 幼い娘の問いかけ
今でも記憶に残っているテレビコマーシャルがあります。放映されていたのはもう何十年も以前のことでした。公園で遊ぶ父と幼い娘、父が娘に将来の夢は何かと尋ねます。娘は自分の夢を語った後に、「パパの夢は?」と問いかけます。
そう聞かれた父は戸惑います。まさか自分の夢を幼い娘から聞かれるとは思っていなかったのでしょう。同時に、娘に「夢」を語ることのできなかった自分に対する戸惑いもあったのだと思います。もちろん、コマーシャルでこのような解釈が示されていたわけではありません。あくまで、それを見た私の感想です。
何故、このコマーシャルが私の印象を惹いたのか。その当時の私はコマーシャルの中の父と似た年齢でした。そして、同じ問を自らに向けられたとき、その父と同様に夢を語れないと感じたからではないかと思うのです。
人生後半、いまだからこそ夢を掴みたい
もちろん、語ろうと思えば語ることはできたのでしょう。でも夢って、考えて語るのもではなく、考えずとも心から自然にあふれだすものではないでしょうか。小さな子供の頃に想った夢はそうだったと思います。
組織の中で働く忙しい日常の中で、心からあふれだす夢に蓋をしていたのかもしれません。あのテレビコマーシャルが今でも記憶に残っているのは、そんな自分の現状を無意識に認識しているからではないでしょうか。
蓋をして溢れだすことを抑えてはいても、夢がなくなるわけではありません。明確に形作られてはいなくとも、誰の心の中にもきっとあるはずです。私にもあるはず、それを掴むべく何かをしよう。人生後半にさしかかり組織を離れフリーとなった今、強くそう思っています。
心と体を健やかに保つことが大前提
どのような夢を掴むのか、それに向かって何をするのか。それは人それぞれでしょう。私自身、そしてあなた自身が心のままに行動する、としか表現できません。ただ、何をするにしても、誰にとっても等しく重要で必要なことがあると思っています。
それは健康です。肉体の健康もそうですが、精神の健康も重要です。平たい言葉でいえば、心と体を健やかに保つということです。このこと自体が掴み叶える夢という方もいることでしょう。私にとっては、夢を掴む上での大前提といった感覚です。
心と体を健やかに保った上で、夢を掴むために何かをする。夢や、それを掴むために何をしたらいいのか、それはひとそれぞれであり、自分にとってのそれを探し求めることが出発点です。でも、心と体の健康を保つこと、これはある程度の普遍性があるはずです。
できる範囲でできることを
相当の期間を生きてきた私は、肉体的にはいくつかの病を経験しましたし、また精神的には多くのストレスフルな体験もしてきました。もちろん、今このサイトをご覧ただいている皆さんだって、そうだったのでしょう。
過去形で書いてしまっていますが、年齢を重ねるに従い肉体的にはより多くの病や体の不調に苛まれます。また、人間は社会的な生き物です。生きている限り、他の人々との何らかの繋がりは存在します。これが精神的な健康に影響を与えることもあるでしょう。
そうした現実を受け入れた上で、できる範囲でできることをして、できるだけ心と体の健康を維持、さらには向上させたい。そうした中で夢を摑もうと行動し、この生を全うしたい。強くそう思っています。
このサイトの目的
心と体を健やかに保ち、そして夢を掴む。私の人生は既に折り返し点を過ぎ、後半に入っています。その上でなお、これからの人生の先にある夢を掴みたい、
このサイトを読んでいただいているあなたもきっと、同じ想いを抱いているのではないでしょうか。そんなあなたに、心と体を健やかに保つために私が調べた事実や、私が感じた経験を伝えたい、それがこのサイトの目的です。
夢や、それを掴むための行動は、人それぞれです。しかし、そうした行動の前提ともいえる心と体の健康を保つことには普遍性がある。であればここで記したことはあなたの役にも立つはずです。そう思って読んでもらえれば、とても嬉しく感じます。
サイト構築にあたってのお約束
上記した考え方に基づいてこのサイトでは、より健康な人生を目指す皆さんに役立つ情報を伝えます。また、健康を維持、強化するための皆さんの取り組みをサポートする機能を提供していきます。
お伝えする内容は、私個人の辿った経験や、それによって培われた考え方が一つの柱です。加えて、自分自身がより健康な人生を目指すために調べて得た知識が二つ目の柱です。この二つはきちんと峻別して提供します。
また、自分が調べた知識の提供に際しては、特に以下の三点を心がけます。
- 平易な、誰にでも理解できる言葉で伝えます。
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