アオラキ/マウント・クックの最後はボール・ハット・トラックへ
今日はアオラキ/マウント・クック(Aoraki/Mt. Cook)の最終日、ワナカ(Wanaka)への移動日です。とはいってもGoogle Mapsによれば車での移動時間は約2時間半。ということでアオラキ/マウント・クックでの最後のトレッキングを敢行することにします。今日もいい天気、絶好のトレッキング日和となりました。

さて、今日行くコースはボール・ハット・トラック(Ball Hut Track)です。このコースはこれまでに行ったフッカー・バレー・トラック(Hooker Valley Track)やシーリー・ターンズ(Sealy Tarns)とは位置する場所が大きく異なります。下の地図を見てください。アオラキ/マウント・クックから南に伸びる稜線の西側がこれまでのコースです。ハカ・ハウス・アオラキ・マウント・クックも同じ側に建っています。
一方で、今日のボール・ハット・トラックは稜線の東側です。地図ではタスマン湖(Tasman Lake)の左側の岸辺を進むことになります。必然アオラキ/マウント・クックを見る位置や角度も変わるため、これまでとは違った雄姿が見れるのではと期待しています。

ボール・ハット・トラックの終了点を越えて
タスマン氷河駐車場(Tasman Glacier Car Park)に車を止めて出発です。径は平坦で歩きやすく、ズンズンと進みます。左側の稜線が迫ってくるエリアでは雪崩注意の標識があります。アオラキ/マウント・クック山塊への積雪期のアプローチにこのルートが使われているのでしょうね。

踏み跡的な径はまだ続いているのですが、下の写真の標識はボール・ハット・トラックの終わりを示しています。要は、ここから先の径はあるけれど整備しているわけではないよ、ということのようです。直截にいえば自己責任で進んでね、ということなのでしょう。

ただ、素晴らしいい景色が見れるのもここから。昨日までとは少し違った姿のアオラキ/マウント・クックが綺麗に見えます。地図では三つのピークが連なるアオラキ/マウント・クックですが、したの写真ではそれらの存在がはっきりとわかります。一番奥のピークが標高3717mの本峰ですね。

タスマン湖の最奥
ボール・ハット・トラックの終了点を越えてさらに進んでいくと、やがてタスマン湖の最奥部に辿り着きます。最奥部は氷河の末端でした。下の写真がそうなのですが、見えているのは氷(雪)の壁だと思います。

タスマン湖の最奥に達したわけですが、そこで径(踏み跡)は大きな枯れ沢に遮られます。下の写真ではイメージできないかもしれませんが、かなり大きく深いガレ場です。先に進むためにはこのガレ場を越えて左手から伸びる尾根を回り込む必要があります。踏み跡らしきものは見えなくもないのですが、行くのは危険と判断せざるを得ません。残念ですがここまでです。

この枯れ沢の源頭方向を振り返って撮った写真が以下です。写真には写っていませんが、右側の急陵の奥の沢(というか急峻なルンゼ)には雪が残っていました。そこはかとなくですが、谷川岳の一ノ倉沢が思い起こされました。

ブルー・レイクスを廻る
最奥部で贅沢な時間を過ごした後は、来た径を引き返します。出発点となった駐車場からそう離れていない場所にブルー・レイクス(Blue Lakes)と呼ばれる幾つかの小さな池が点在しています。駐車場から簡単に行ける風光明媚な場所といった位置付けです。MAPS.MEによればボール・ハット・トラックからこのブルー・レイクスに繋がる径が載っています。折角なので、途中でボール・ハット・トラックを逸れ、この径からブルー・レイクス経由で駐車場に戻ることにします。
ボール・ハット・トラックに分岐の標識があるわけではありません。MAPS.MEで示される分岐点付近で踏み跡らしきものを探します。それっぽいものがありました。かなり薄い踏み跡です。MAPS.MEで頻繁に現在位置を確認しつつ進みます(今回もMAPS.MEにはお世話になりました)。藪に覆われた踏み跡をなんとか抜けると、綺麗な池に着きました。

その後も幾つかの池の縁を歩いて駐車場を目指します。それにしても人がいません。ボール・ハット・トラックと違ってこちらは駐車場からも近く、誰かに会いそうなものですが…。と思いつつ駐車場に最も近い池まで来たところ、ロープで径が遮られています。そのロープを跨いで見返すと、なんと「Track Closed」の文字。踏み跡は荒れ、人がいないハズです。


不思議なもので、人がいないとなると今度は人に会えてホッとします。のんびりと歩いて駐車場に戻ります。これからワナカに向けて2時間半のドライブが待っています。

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