世界一周2回目後半 no.37 – ルアンパバーン近郊を巡るツアー その3:ウイスキー・ビレッジからメコン川クルーズ【2026年4月4日】

水の引いた川底の上で遊ぶサンハーン村の子供たち ラオス
水の引いた川底の上で遊ぶサンハーン村の子供たち

ナムウー川の絶壁

パックウー洞窟下の桟橋を出た船はメコン川(Mekong River)を下流に向かって進みます。次の目的地はウイスキー・ビレッジ(Whisky Village)の別名で知られるサーンハイ村(Ban Xang Hai、サンハイ村とも呼ばれます)なのですが、その前にメコン川に注ぎ込む支流ナムウー川(Nam Ou River)に入り少しだけ遡上します。

メコン川とナムウー川が合流するこの辺りは石灰岩地域です。パックウー洞窟はこうした地質的な特徴から形成されたわけですが、切り立った崖も石灰岩地域では形成されやすいのです。このため、この地域では切り立った崖の絶景を見ることができます。巨大な石灰岩の絶壁が垂直に切り立って川面に迫るように聳え、壁面には緑が張り付くように生えています。観光船はそんな絶景を川の上から見せてくれたのでした。

メコン川とナムウー川の合流地点です。写真中央やや右側奥からナムウー川が手前のメコン川に合流しています。
合流地点から若干ナムウー川を遡上した地点です。空がピンクに染まっているのは午後の遅い時間の陽の光とくすんだ空気が織りなした結果と思います。

ウイスキー・ビレッジ

ナムウー川からメコン川に戻った船は、メコン川を若干下ってサーンハイ村の船着き場に到着しました。サーンハイ村が何故ウイスキー・ビレッジと呼ばれるのか。それは村でウイスキーを製造しているからです。

とはいっても、ここで造られる酒をウイスキーと呼んでいいのかは微妙です。主原料はもち米です。スコッチなどのウイスキーとは製法が異なり、「ラオスの米焼酎」と呼ぶのが正確な気がします。当然ですが作られるお酒は発酵させただけの醸造酒(ラオ・ハイ(Lao Hai)と呼ばれます)と、それを蒸留した蒸留酒(ラオ・ラオ( Lao Lao)と呼ばれます)があります。

蒸留酒には蠍や百足、蛇を漬け込んで滋味(?)を増やしたものもありました。

サーンハイ村は、もともと農業や陶器づくりなどを営んできた村で、伝統的な酒造りと織物も行われてきました。現在では、ラオ・ラオと織物が村の主要産業となっており、パックウー洞窟を訪れる観光客が立ち寄る観光地としても知られています。ガイドも、こうした村の取り組みを支援するためにツアーで寄るようにしている旨の説明がありました。

村で織られた布を売る店が並んでいます。味のある織物でした(買ってはいませんが)。
織機です。現代的な工場で生産される布と比べる意味はありません。手織りの良さを味わう余裕が必要ですね。

メコン川を下ってルアンパバーンに戻る

お酒の試飲も無事終わり、メコン川を下ってルアンパバーンに戻ります。メコン川の水位が下がっているのでしょうか、川岸には乾いた川底が見え、その上を桟橋が船着き場まで渡してあります。村の子供たちが今は水の引いた川底の上で遊びに興じています(本投稿記事のトップ写真はその様子を写しました)。桟橋伝いに船に戻り、船はメコン川下りを再開しました。

水の引いた川底に架かる桟橋を伝って船まで戻ります。

夕暮れ時を船はルアンパバーンに向かってメコン川を下ります。蒸し暑さも和らぎ、なかなか快適なクルーズです。途中、ラオス中国鉄道が北に向かって延びるために架けた鉄道橋の下を潜りました。その後暫くして、ルアンバパーン中心部の船着き場に到着です。私の宿はそこから僅か5分、船を降りてすぐにホテルに帰りつきました。

ラオス中国鉄道の鉄道橋です。ここを潜ればルアンバパーンはすぐそこです。
ルアンバパーンの船着き場。私のホテルのすぐ近くでした。

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