第1回世界一周後半 no.30 – チェンライ土曜夜市【2025年12月6日】

タイ最北部に位置するチェンライ タイ
タイ最北部に位置するチェンライ

チェンライ第一教会

チェンライ(Chiang Rai)に着いた今日(2025年12月6日)は土曜日です。Webで現地情報を調べていると、チェンライでは毎土曜日にチェンライ土曜夜市と呼ばれるイベントが開かれるとのこと、開催場所もホテルの近くです。行ってみようと外に出ました。すると、途中にライトアップした教会があります。12月という季節柄か、イルミネーションで飾られたクリスマス・ツリーも教会前に鎮座しています。由緒ありげな教会なので、少しだけ調べてみました。

チェンライ第一教会とイルミネーションで飾られたクリスマス・ツリー

私が出会った教会はチェンライ第一教会(First Church of Chiang Rai)と呼ばれるプロテスタント系の教会でした。この地での活動の歴史は古く、アメリカ長老派教会(American Presbyterian Mission)の宣教師たちによる活動をベースに、1890年には教会として設立されました(ただ当初は恒久的な教会が建てられていたわけではなく、様々な場所を利用して教会活動を行っていたようです。

タイ北部のキリスト教

チェンライ第一教会に絡めてタイ北部のキリスト教の歴史に関し、若干調べてみました。もともとチェンマイ(Chiang Mai)やチェンライを中心とするタイの北部はタイの中央部とは歴史的にも文化的にも異なります。アメリカ人宣教師ダニエル・マクギルヴァリー(Daniel McGilvary)は1860年代から北部で布教を始め、キリスト教だけでなく、教育と医療を積極的に提供しました。

チェンライ周辺では、1888年にマクギルヴァリーがチェンセーン(Chiang Saen)に教会を設立し、その2年後の1890年にはチェンライの第一教会が設立されています。当時の宣教師の活動は、単純な「キリスト教の布教」だけではなく、学校を設立して教育を施し、病院や診療所を通じて西洋医学を提供しました。こうした背景があってタイ北部のキリスト教徒比率は約3%、これはタイ全体の平均である1%よりは相当に高い比率となっています。もちろん、人口の殆どが仏教徒であることは北部でも同様です。

もう一つ、タイ北部のキリスト教事情を説明する上で欠かせない視点に、山岳民族の存在があります。北部はミャンマーやラオスに近く、タイ族だけでなく、アカ(Akha)、カレン(Karen)、リス(Lisu)、モン(Hmong)など、さまざまな民族が暮らしてきました。19世紀末以降のキリスト教宣教師による布教や学校・医療活動により、特定の民族コミュニティの中でキリスト教が比較的まとまって受け入れられたケースもあったということです。

チェンライ土曜夜市

冒頭に書いたように、チェンライでは毎週土曜日の夕方から夜にかけて、中心部で「土曜夜市(Chiang Rai Saturday Night Market)」が開かれます。このことは私がホテルに着いた後、webで調べて初めて知ったのですが、開催場所は偶然にもホテルから歩いて10分程度でした。これは行ってみるしかないと思い、向かいました。

道路の一区間とそこに接する広場が会場となった露店の集合体、これが土曜夜市の内容です。露店の約半数が食べ物系です。その多くは粉モノや焼き物、それ以外にはデザートや飲み物も多くありました。私は夕食代わりにケバブ(トルコ料理のあれです)を買って食べました。タイまで来てなんでケバブという気もしますが、まあ美味しそうだったので。売っている人の外見は中東系っぽかったのでトルコ人だったかもしれません。

残りの半数の露店は衣料関係が多く、次いで玩具や日用雑貨です。土産物もありましたがそう多くはありません。客層は観光客も来ていましたが、多くは地元の住民でした。かなりの賑わいです。露店を冷やかしながら巡り、東南アジアっぽい猥雑さを楽しむことができました。

道路いっぱいに広がった露店とそれを楽しむ大勢のお客さん達です。
食べ物屋さんが集まった区画です。近くの広場にはプラスチック製の椅子と机が並べられています。

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