第1回世界一周後半 no.21 – バンコク王宮:タイ王室の歴史を刻む華麗な王宮【2025年11月30日】

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バンコク王宮に建つ黄金に輝く仏塔

MRTブルーラインのサナームチャイ駅から王宮へ

昨日はバンコック近郊観光スポット巡りのツアーへの参加でしたが、今日はバンコックの王宮に行くことにします。ツアーへの参加ではなく、個人でチケットを買っての見学です。王宮の最寄り駅はMRTブルーラインのサナームチャイ駅(Sanam Chai)です。ホテル最寄りのスクンビット駅(Sukhumvit)からブルーラインに乗ります。

MRTブルーラインのサナームチャイ駅。ブルーラインというだけにホームの基調色には青が使われているようです。

サナームチャイ駅の地上階に上がると何やら豪華な内装です。タイの著名な建築家ピンヨー・スワンキリ氏が設計し、ラタナコーシン朝初期の王宮建築・謁見の間をイメージした内装になっています。赤い天井、金色をあしらった柱、タイ伝統文様など、周辺の王宮・寺院建築との調和を意識したものです。もちろん、王宮の存在を意識した装飾だと思います。

サナームチャイ駅は王宮最寄り駅だけに、王宮建築をイメージした豪華な内装です。

駅を出てから歩いて15分、自然に王宮見学の入口に着きます。そこにある券売機で入場券を買って入場します。もちろんクレジットカード決済です。

王宮を彩る「ラーマキエン」の壁画

王宮に入って間もなく目に入ったのが、ワット・プラ・ケオ(エメラルド寺院)を囲む回廊の壁に描かれた壁画です。「ラーマキエン」の壁画と呼ばれています。壁画の題材は、インドの叙事詩「ラーマーヤナ」をもとにしたタイの古典文学「ラーマキエン」。王子ラーマを主人公に、王妃シーダーをさらった魔王トッサカンとの戦いが展開され、神々や猿の軍勢などが色鮮やかに描かれています。

なかなか壮大な内容で、ラーマキエンの物語を場面ごとに描いた、いわば巨大な絵巻物です。登場人物の姿や衣装、戦闘場面などが細かな筆致で描かれ、金色をふんだんに使った華やかな色彩も印象的です。描かれた絵はそれぞれが見事なものなのですが、歴史に詳しくない私には、絵を順番に見てもその絵が何を示しているのか、さらには物語がどう進んでいるのかは理解できませんでした。

戦いの一場面。知識なく絵だけではストーリーを追えませんでした。

後刻おおよそのストーリーを調べてみると、魔王トッサカンが王子ラーマの妃シーダーを攫ってしまいます。ラーマは仲間を集めて追跡し、猿王ハヌマーンらの助けを得てトッサカンと戦います。激しい戦いの末にラーマがトッサカンを倒してシーダーを救出します。ただこれでめでたしとはなりません。囚われの身で合ったしーだーは貞節を疑われ、身の潔白を証明するため火の中に身を投じるという試練を受けるのです。

このストーリーを頭に入れて絵を思い返せば、確かにそれっぽい場面があったことが思い起こされます。主人公の女性が火に入る場面もあったような気がします。そこまでして身の潔白を証明しなければならないとは、なかなか世知辛いものです。

壁画の一角では作業員が足場を組み、壁画を細かく補修していました。こうした気の遠くなるような作業によって貴重な文化財が守られているのですね。

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