世界一周2回目後半 no.42 – ハノイからホーチミン市まで33時間の鉄道の旅【2026年4月7-9日】

ハノイから足掛け3日で到着したサイゴン駅 ベトナム
ハノイから足掛け3日で到着したサイゴン駅

日本から切符を予約

ベトナムに来た理由の一つは鉄道です。ベトナムは南北に長い国、その北部の大都市ハノイから南部の大都市ホーチミン市までを鉄道で移動しようと思ったことが訪問の目的です。総距離は1,730km、所要30時間以上、足掛け三日の一大鉄道移動となります。

まずやることは列車の予約です。当然、日本からのアクセスで、クレジットカードでの決済が前提です。まず思い浮かぶのはベトナム鉄道の公式サイトです。Web情報によれば海外からのクレジットカード決済は通ることもあれば通らないこともあるとのことでした。

実際にアクセスしてみると、思ったよりもサクサクと画面は切り替わり、インターフェースも悪くはないようです。が、見やすいというほどでもなく、微妙な感じ。下のスクリーンショットは出発地と目的地、日付を入れて最初に表示された画面です。座席配置が出るのはいいのですが、できればまずは該当列車の一覧と発車時刻、そして到着時刻が出て欲しいところです。

ベトナム鉄道の公式サイトです。ハノイ発ホーチミン行きで検索した結果、まずこの画面が表示されました。
Vietnam National Railway Home Page

公式サイトにアクセスしつつもインド国鉄の悪夢が頭をよぎります。頑張って諸情報を入力したのに最後の決済で躓く、そんな無駄な手間はかけたくありません。念のため公式サイト以外のサイトもチェックしてみることにしました。

Vaolauで予約

ベトナム鉄道の列車予約で公式サイト以外のサイトを調べたところ、候補に挙がったのは以前利用した12Go Asiaと、Vaolauというサイトです。新しいサイトに挑戦ということでVaolauで試してみることにしました。ハノイ発ホーチミン行きで日付を入れて検索した結果が以下のスクリーンショットです。

Vaolau Home page

日本語モードでの表示です。正直、とても見やすい。該当列車の一覧と発車時刻及び到着時刻が表示されました。まさに望んでいた画面です。ここから乗りたい列車を選びクリックすると、その列車が提供している座席クラスが現れます。クラスはSoft seat Premium、Sleeper 6-Berth、Sleeper 4-Berthの三種類でした。

座席選択画面で表示されたSoft seat Premiumの様子です。
Vaolau Home page
座席選択画面で表示されたSleeper 6-Berthの様子です。
Vaolau Home page
座席選択画面で表示されたSleeper 4-Berth様子です。
Vaolau Home page

もちろんSleeper 4-Berthで、下段のベッドを予約しました。というか、この席が空いている列車を選んだというのが正確です。結果として私が予約した列車は列車番号SE1、2026年4月7日20時50分ハノイ駅発、4月9日5時45分サイゴン駅着です。Vaolauのサイト内で必要事項を入力し、特段の問題なくクレジットカード決済を終え、その後読み取りコード付きの乗車券がメールで送られてきました。

Vaolauを使ったので公式サイトで日本からクレジットカード決済ができたかはわかりません。Vaolauの明細ではSleeper 4-Berthの切符の料金がVND1,889,000(約11,400円)、これにサービス料VND94,450と手数料VND63,000が付加されています。サービス料はVaolauの利用料金で手数料は海外クレジットカードでVND決済を行うことへのチャージと思います。

公式サイトでも同様のチャージがあるかどうかはわかりません。仮に公式サイトではこうしたチャージがないとすれば、Vaolauの利用に伴う付加コストはVND157,450(約1,000円)ということになります。

夜のハノイ駅

ベトナム軍事歴史博物館からGrabで旧市街に戻り、夕食を済ませた後にホテルに荷物を取りに戻ります。ホテルからは歩いてハノイ駅に向かいました。というか、ハノイ駅に歩ける場所のホテルを選んだというのが正解です。夜のハノイ駅は、私が子供の頃の上野駅を思い出させてくれました。もう50年以上も昔のことで、夜行の急行列車がまだ運行されていた頃のことです。

夜のハノイ駅。夜行の急行列車が運行されていた頃の上野駅を彷彿とさせます。

駅構内に入ると、切符の販売窓口が並んでいました。その前に椅子があり、そこに座って自分の乗車予定の列車の改札が始まるのを待ちました。私の乗る列車の番号はSE1、電光表示版で確認することができます。

駅構内、切符の販売窓口が並んでいます。
私の乗る列車SE1は、ちゃんと電光表示されています。

予想より綺麗だった寝台車両

発車時間が近づくと、列車SE1の改札が始まります。メールで送られてきた読み取りコード付きのチケットをスマホに表示させ、改札口で確認を受けます。電光表示された1番のプラットホームに向かい、チケットに表示された番号の車両に乗り込み、自分の席を見つけました。

ハノイ駅で発射を待つ列車SE1。

車両の雰囲気はまさにブルートレイン。外観は最新ではないものの、メチャ古いとも感じさせません。インド国鉄の長距離列車よりは綺麗です。内部も同様の雰囲気で、予想よりは快適そうです。寝台車なので片側が通路、4人部屋でドア付きです。

車両内部は予想よりも綺麗でした。
私の寝台は向かって右の下段です。
洗面所も不潔感は全くありません。

車窓の景色

私の対面の下段の寝台にはウクライナ人の中年女性が乗車してきました。英語が全く話せず、スマホの翻訳アプリを通しての会話でしたが、結構意思疎通はできるものですね。ウクライナ人16人でのグループ旅行だそうです。その中のドイツ在住のウクライナ人が企画しガイド的な役割を果たしているとのこと、昨年のメキシコ旅行に次いで二度目のグループ海外旅行だそうです。

話題は現に進行中の戦争にも及びました。もちろん侵攻するロシアへの非難が中心なのですが、私としてはそうした状況下でも二度の海外旅行ができるウクライナの現状に正直驚きました。彼女たちのグループは、ほぼ中間地点のダナン(Da Nang)で下車していきました。ウクライナの将来に幸あらんことを願うのですが、観光旅行を楽しむ彼女たちとニュース映像で見る激しい戦いとのギャップをどう理解したらいいのか。種々考えさせられる出会いでした。

足掛け三日にわたる列車の旅ですが、4月8日の中日昼間は車窓を楽しむことができます。車窓は変化に富み、水田が広がっている地帯もあれば山間地の通過もありました。そうした中で一番の景色はダナンの周辺です。海と急峻な地形の組み合わせはなかなかに美しく、見ていて飽きません。

北部の水田地帯です。
南北の中間、ダナンの近辺では海を背景とした美しい景色が続きます。
ダナン駅。相当の数の乗客が降りました。

33時間にも及ぶ列車の旅です。そこそこの量の食べ物と飲み物を持ち込みました。ただ、車内販売も相当の頻度で回ってきます。価格もそれほど高くはないので、車内販売される温かい食事を楽しむのもありだと思いました。

夜明けのサイゴンに到着

長い列車の旅に飽きることもなく、二度目の夜が明ける頃に終着のサイゴン駅に到着しました。今日(2026年4月9日)はホテルにチェックインする以外に特段の予定を組んでいません。駅で少しのんびりした後、Grabを呼んで予約したホテルに向かいました。

朝焼けのサイゴン駅前。
サイゴン駅正面。

コメント

タイトルとURLをコピーしました