レーニンの扱い
ホテルを昼前にチェックアウトし、ホーチミン廟(Ho Chi Minh Mausoleum)を見学するためバーディン広場(Ba Đình Square)周辺に向かいます。途中、ディエンビエンフー通り(Điện Biên Phủ Street)沿いのレーニン公園(Lenin Park)の一角でレーニン像を見かけました。本投稿記事のトップ写真がそれです。像は大切に扱われているようでした。
ソ連の崩壊以降、レーニンの扱いには毀誉褒貶があります。そこで、ベトナムとそれ以外の旧共産圏諸国でのレーニンの扱いに関し調べてみました。国によって程度の差はありますが、旧ソ連の非ロシア諸国と東欧の一部ではレーニン像を撤去する「脱共産主義」の動きが起きました。特にこうした動きが顕著だったのはウクライナ及びエストニア、ラトビア、リトアニアのバルト三国です。国内に設置されていたレーニン像をソ連支配の象徴として撤去しています。
ロシアでは、かつてのソ連の時のようにレーニンを「国家の公式な英雄・建国の父」と位置付けているわけではありません。かといって、レーニンを否定し、像を積極的に撤去しているわけでもありません。現在のロシアではソ連であった時代もロシアの歴史の一部として取り込み、レーニンをソ連時代の重要な人物として扱っているということだと思います。
ではベトナムではどうか。レーニンはホー・チ・ミンと結びついた革命思想の重要な人物として公的に位置付けられています。共産主義革命の思想的英雄として位置付けられているからこそ、レーニン像は大切に扱われているわけです。歴史上の重要人物として残したロシア、ソ連支配の象徴として撤去したウクライナ及びバルト三国、これに対して現在も顕彰を続けるベトナム、三者三様で面白いと感じました。
何故か入れなかったホーチミン廟


バーディン地区




コメント