第2回世界一周前半 no.36 – エル・チャルテン東側の台地を歩く【2026年2月10日】

エル・チャルテン東側の台地から望む白い峰々 アルゼンチン
エル・チャルテン東側の台地から望む白い峰々

エル・チャルテンの東側は台地

エル・チャルテンで3日間活動した後の4日目の昨日は大きく天候が崩れました。午前中は雲からパラパラの雨だったのですが、午後から夜半にかけては結構激しい雨となりました。詳細な1時間ごとの天気予報や雨雲レーダーをチェックして、外に出かけず宿でダラダラ過ごすことに決めました(結果、外出せずに本当によかったです)。

翌日の今日(2026年2月10日)、昨日とは打って変わりクリアーに晴れました。気のせいか、空気がこれまでよりも澄んでいるいるような気がします。ただ気温は低く、風も強そうです。さて今日はどうするか。エル・チャルテンで活動できる最後の日です。色々考えて、エル・チャルテンの街の東側にある台地に向かうことにしました。その向こうの景色が見たかったからです。

昨日の雨のせいで宿の前の路には水たまり。空気感は爽やか、風と相俟って肌寒さを感じます。
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朝食を食べ、街の東側に向けて出発します。エル・チャルテンの東側には河があり、すぐに崖が切り立っています。アクセスするには一本だけ架かっている橋を渡ります。これから行くルートがぬかるんでいなければいいのですが。

橋の袂から見上げる崖。この上に行って、向こう側の景色を見るのが目的です。
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ルートに迷い怖い思い、MAPS.MEでクリア

崖を直接登って台地の上に立つのは無理です。MAPS.MEには崖を迂回して登る種々のルートが示されていますが、そうした中で一番近そうなルートを選びました。下の写真で、右下の橋から左上に延びるくの字型の草付きの部分です。傾斜はそれほど厳しくはなさそうに見えますが、実際に登っていくと上部の傾斜はかなりなものです。

くの字の上半分の傾斜は相当でした。濡れた土は滑りやすく、少し怖く感じました。
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くの字の最上部、踏み跡は判然としません。判然としないながらも導かれるように、くの字に沿うように右上に登っていきます。そこで進退が極まりそうになります。あと少しで台地の上と思うものの、崖が立ちはだかっているのです。このまま進むのはかなり怖いです。焦りました。

そうだ、地図を見てみよう。不安定な体勢のなかスマホを取り出し、MAPS.MEの画面を見ます。その時と同じ場所を示したMAPS.ME画面のスクリーンショットが下です。私の位置は画面右に見える崖マークの左端にありました。このまま進むと崖下一直線です。ルートはスクリーンショット上でやや上、樹林マークの中です。知らぬ間にルートからズレていたのです。焦る気持ちを静め、ルートを探します。僅か10メートル程のところに疎らながら木が生えており、ルートらしきものも見えます。

真横にトラバースはできません。崖下まで登ってきたルートをまずは下ります。汚れも気にせずお尻を地面につけながらゆっくりと戻ります。やがて自分の位置はMAPS.MEで示される赤い破線のルート上に合流しました。そこからは破線どおりに進み疎らな樹林帯のルートを辿って台地の上に抜けることができました。

本当に助かりました。MAPS.ME、ありがとう。実感で、表示される自身の位置はかなり正確でした。
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MAPS.MEの導入については以下の投稿記事で説明しています。よろしければご一読ください。

待っていた景色

一旦台地の上に立てば、そこからの径は歩きやすく、平坦です。ただ来る人の少なさか、これまでの人気ルートの径のようにクリアではありません。先ほどの経験を糧に、頻繁に自分の位置をMAPS.MEで確認します。

台地の上から見る景色は、本当に素晴らしいものでした。間近で見るフィッツロイの岩肌とは異なり、柔らかさと厳しさが織りなす自然の妙を感じます。昨日の雨は山では雪だったようです。標高の高い山の頂に薄く積もった新雪が見える景色を引き締めます。

西側に見えるフィッツ・ロイ。上部は隠れていますが、薄く雪を纏う姿は先日とは違いまた新鮮です。
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北東方向を望んだ写真。山の名前は不明ですが明らかに新雪が積もっています。
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台地の東側です。あまり高くはない山々ですが、薄っすらと雪化粧をしていることがわかります。
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下山は安全なルートを考えて

台地の上は風が強く、とにかく寒い。この景色を堪能しながらゆっくりのんびり過ごすことはかなり厳しく感じます。というわけで、残念ですが早々に下山を開始します。となると、どのルートで下るのかが問題です。登ったルートを下る気は到底起きません。MAPS.MEで検討し、北側から大回りして下ることとしました(大回りといっても、さほどではありません)。

下の写真、左側の草付きの部分を下りました。もちろん、MAPS.MEで示される赤い破線のルート上です。上から下まで、全く問題のない歩きやすい径でした。行きもこのルートを使えば良かった、そう思うもののMAPS.MEはあくまで地図です。ルートの状況や難易度を語ってくれるわけではありません。

左側の草付きの部分が崖の下りに使ったルートです。行きよりも簡単でした。
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今回の目的地であったエル・チャルテン東側の台地がメジャーではなく、訪れる人が少ないことも径が不明瞭であったことの要因でしょう。人が大勢行けば、径は分かり易くなるものです。もっとも、人が少ないことが私にとっては大きな魅力なのですが。

そういえば、下りで3人組のパーティーとすれ違いました。若い一人と中高年のカップルです。おそらく若い一人がガイドなのではと思いました。とすれば流石はガイド、安全な登り口をわかっているのですね。

橋から見る風景

無事に行きで渡った橋まで戻ってきました。寒くはありましたが、心に残る景色を堪能できました。本当はもう少し上で過ごしたかったのですが、風と寒さが許してくれませんでした(私が我慢できませんでした)。

橋は鉄骨構造ですが、板張り。この橋は常時の使用に供されているわけではないようです。
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橋の袂から北の上流方向を望んだ写真です。
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これでエル・チャルテンでの活動は終了、まずは事故が無くてよかったです。明日はブエノスアイレスに戻ります。

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