トンネルを終えれば昼食
クチトンネル(Cu Chi Tunnels)の見学を終えれば、次はお楽しみの昼食です。ツアーで寄ったのはバンブー・レストラン&クッキング・クラス(BamBoo Restaurant and Cooking Class)というレストランです。クチトンネルからはバスで5~10分程度の距離でした。
ツアー付帯の昼食でしたが、なかなか美味しく、雰囲気も良かったです(ホームページは見つけられませんでした)。この地を再訪することはおそらくないと思いますが、仮に近くまで来ることがあり、食事を取る場所を探すことがあれば、もう一度このレストランを訪れてもいい、そんな気にさせる雰囲気を持つレストランでした。


メコン川
昼食を終えたらメコンデルタに向かいます。まず目指したのはミトー(Mỹ Tho)にある観光船乗り場(Cảng Du thuyền Mỹ Tho)です。ここからメコン川を渡る観光ボートに乗り、メコン川に浮かぶトイソン島(Cù Lao Thới Sơn)に向かいました。

メコン川はメコン川は中国のチベット高原に端を発し、中国、ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジア、ベトナムの6か国を流れて、最後はベトナム南部の「メコンデルタ」という広大な三角州を形作り、たくさんの枝分かれした川となって南シナ海に注ぎ込みます。
ベトナム南部の地図を見ればわかる通り、このデルタ地帯は広大です。ミトーはこのデルタ地帯の一番北側を流れる川(メコン川の本流)の、その北側の岸辺に位置する街です。ここから眺めるメコン川はまさに大河、川幅も広く対岸は霞んで見えます。ここに広がるデルタ地帯は肥沃な土砂の堆積によって、特に稲作を中心とした農業生産に大きな恩恵をもたらしてくれています。

一連の世界一周旅行では、これまでに二度ほどメコン川を訪れています。最初が第1回世界一周後半で訪れた、タイ、ミャンマー、ラオスの3か国が接するゴールデン・トライアングル地域を流れるメコン川です。次いで今回の旅、世界一周2回目後半で訪れたラオスのルアンパバーンでのメコン川です。それぞれのメコン川の写真を以下に載せます。中流域に当たり、見せる表情に大河の趣は未だありません。


サンパン(手漕ぎボート)に乗る
トイソン島内の小さな桟橋に着くと、そこでサンパン(小さな手漕ぎボート)に乗り換えました。2~3人で一艘のサンパンの乗り込みます。サンパンはメコン川の流れから外れ島内に巡らせた水路を進みます。周りは熱帯性の植物の葉が水路を覆うように茂り、ジャングル・クルーズ的な雰囲気を味わうことができます。

15分程度のサンパンでのクルーズを終え、上陸して観光客相手と思しきカフェ(というか食堂?)に入りました。後刻調べたところでは、このお店はキーラン蜂蜜園(Mật Ong Kỳ Lân)でした。女性コーラスで歓迎してくれ、特産の蜂蜜を使った蜂蜜茶や果物が供されます。良ければ土産物として買ってね、ということですね。長旅の途中である私としては、ごめんなさいです。

東南アジアあるあるだと思うのですが、蛇を漬け込んだお酒も進められました。あまりお酒を飲まない私としては試飲は遠慮しました。沖縄でもハブを漬け込んだハブ酒がありますし、ルアンパバーン近郊のウイスキー・ビレッジでも蛇や蠍を漬け込んだお酒を売っていました。暑い地域独特の風習でしょうか。

メコン対岸で伝統音楽
ツアーの経路が複雑で正確には追い切れていないのですが、キーラン蜂蜜園を出た後は再度観光ボートに乗り、メコンの対岸に渡りました。その時の観光ボートから撮った写真が本投稿記事のトップ写真です。時刻は既に17時頃で、陽は傾いていました。その中で貨物船のシルエットが多数見えます。メコン川は物流の大動脈であることを感じました。
対岸に上陸し、短時間トゥクトゥクにも乗って、再度休憩所を訪れます。そこでは男性奏者による伝統楽器の演奏がありました。伝統楽器なのですが、アンプを使って音は増幅されていました。花より団子の私としては、奏でられた音楽もさることながら、そこで出された各種熱帯フルーツに関心を奪われてしまいました。

最後はメコンデルタ水郷レストラン(Nhà Hàng Sông Nước Miền Tây)前の桟橋から観光ボートに乗り、ミトーに戻りました。ミトーに着いたのは、ちょうど陽が沈もうとしている時でした。そこからバスで一路ホーチミン市に向かい、ツアーは終了です。


ツアーの楽しさは
内容が盛りだくさんのツアーでした。なかなかに楽しめたと思います。親しく会話を交わすことのできた参加者がいたこともツアーを楽しめた要因です。特に会話を交わしたのが、マレーシア出身でアメリカ在住の一人参加の30代男性と、シンガポールから参加したシンガポール人大学生のカップルでした。
マレーシア人ではありますが、外見からは中国系とわかります。最初に話して英語の発音がほとんどネイティブなのに驚きました。聞くとあまりか在住が20年を終えるとのこと、子供の頃からのアメリカ生活であればその発音にも納得です。
シンガポールのカップルは男性が中国系、女性がインド系の容貌で、聞いてみると実際にもそうでした。男性が女性に告白し、結婚のお試しとして二人で旅行に来たとのこと。背景となる宗教や文化が違うけれど問題ないのかとの問いに、シンガポールでは全く問題にならないとのこと。ツアーの終わりに、お試しの結果はどうだったのかを聞くと、「So far, so good」との女性の弁でした。
ツアーの移動や昼食の間はだいたいこの4人で話をしていました。一人で参加している身には、こうした会話相手の存在は大変にありがたく、ツアーの満足度を上げてくれます。改めてそのことを感じるとともに、英語力涵養の重要性を意識させられました。

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