シドニー・セント・メアリー大聖堂
アンザック・メモリアルを出た後、そのまま北にハイド・パーク内を進むと、いかにもカソリック教会という見栄えの建物が目に入りました。それがシドニー・セント・メアリー大聖堂です。起源は1821年の「セント・メアリー礼拝堂」の礎石の設置にまで遡る、オーストラリア最大のカトリック大聖堂です。
1865年の火災で当初の礼拝堂が焼失したため、現在のゴシック・リバイバル様式の大聖堂が再建されました。完成まで約100年を要し、2000年に写真に写る南正面の双尖塔が設置されてようやく設計通りの姿となりました。

拝観に特段金銭が要求されることもなく、せっかくなので中に入ることにしました。多くの他のカソリック大聖堂と同じように、内部は荘厳な雰囲気です。キリスト教社会がこうした教会の建築に費やす資金や労力には驚嘆します。同時に、こうした構築物を生み出す財力にも圧倒されます(とはいっても、完成形に至るまでに100年以上を要したわけですから、その間には様々な艱難辛苦があったのでしょう、きっと)。

ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館
ハイド・パークから緑地伝いにロイヤル植物園(Royal Botanic Garden Sydney)に向かって北に歩みを進めます。すると植物園に入る手前で自然にニュー・サウス・ウェールズ州立美術館(Art Gallery of New South Wales)へと行き当たります。州立の美術館ですが構えは立派、素晴らしいことに常設展への入場料は無料です。もちろん入ってみました。

収蔵品は絵画から彫刻、その他種々様々でした。年代も中世から現代までバラエティに富んでおり、入場料が無料の美術館としては破格の内容と思いました。こうした収蔵品の中で特に印象に残ったものが、のっぺりした金属の彫像的なものです。
印象に残った理由なのですが、この彫像を見て映画に登場するラスボスを思い出してしまったからです。今回のシドニー行の飛行機でジュラシックワールドの最新作を見ました。「ジュラシック・ワールド/復活の大地」というタイトルで、大まかなストーリーはいつもと同じです。そこに登場するラスボスの恐竜(実はミュータントなのです)に、この彫像をつい重ねてしまったのです。

果たして、思い起こさせるほどに似ているのか。映画で登場するラスボスと見比べて下さい。実際の映画の画面で登場したラスボスと、そのラスボスを若干デフォルメして描いたものと、両者を以下に示しますね。


昼食を美術館のカフェで
ふらふらと美術館内を回り、時間は午後の一時過ぎとなりました。館内には昼食を提供するカフェがありましたので、そこでいただくことにしました。フォカッチャ(ガーリックトーストのようなパン)、生野菜及び野菜チップスとそれらを浸すクリームソース、炭酸水の三品を頼んで30AUD、3,000円ほどです。雰囲気も良く美味しかったのですが、いかにも高い。そう感じました。

その時はそう思ったのですが、その後シドニーの街中を歩きつつレストランの価格をチェックしました。結論、3,000円は他のレストランの相場と比べて高くはなかった、そう感じました。恐るべし、シドニーの物価。というか、シドニーに限らず北米やヨーロッパでも同様です。逆に、恐るべし、日本の物価。若しくは、恐るべし、円安、ということになるのでしょう。海外に出ると、このことを身をもって感じます。


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