世界一周 #6 – VIA Rail Canada

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列車で行こう

バンクバーからジャスパーまでを列車で移動しようと思ったのは偶然でした。たまたまVIA Rail Canada のホームページの中で、Scenic Adventure Routesというページに行き当たりました。そこでバンクバー・ジャスパー間を結ぶ路線があることを知りました。ほぼ一日がかりの行程です。のんびり一人旅ということで、列車での移動も悪くないと思ったのでした。VIA Rail Canada のホームページだけでなくweb上のカナダ鉄道旅行記を丹念にチェック、自分なりに概要を掴みました。

ジャスパーというのはカナディアンロッキーの中心に位置する小さな町ですが、ジャスパー国立公園の中心地でもあります。カナディアンロッキーに位置するもう一つの有名な町がバンフです。こちらはバンフ国立公園の中心地となります。山好きの私としては両方に行ってもOKという感じでしたが、日程その他諸々の観点から、今回はVIA Rail Canadaで行くことができるジャスパーだけということにしました。機会を作ってバンフにも、いつか行くつもりです。

Google Mapからの切り抜いたカナダ西部地図です。ジャスパーもバンフも、カナディアンロッキーのど真ん中に位置しています。
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諸情報をチェックし、旅行プランを練り上げる、私はこのプロセスが大好きです。ただ、事前チェックには際限がなく、時間がいくらあっても足りません。適当な段階で見切りをつけることが必要でしょう。私もある程度は調べた後、まあいいかと思った段階で見切りました。その段階での情報を基に予約し、決済に移行します。

VIA Rail Canada

さて、ベースとなった情報は以下です。まず運航日はジャスパーに向けて月、金曜日、帰りが水、土曜日の、それぞれの曜日に一便運行です。所要時間は約20時間(公式的には往路便が15時出発、翌日11時到着、復路便は9時30分出発、翌朝8時到着です)、両方向とも車内で夜を過ごすことになります。

席はEconomyとSleeper Plusの二つに分類され、前者が通常のシート、後者は昼には通常のシートですが夜間は寝台へと変化します(この感じは日本の寝台車とほぼ同じです)。Sleeper Plus はさらに四種類に分かれ、相席となるBerth、一人用個室のCabin for 1、二人用個室のCabin for 2、さらに二人用個室の豪華版であるPrestigeとなります。

VIA Rail Canadaのホームページに掲載されているPrestigeクラスの豪華な客室の様子です。
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価格は予約変更が可能かとか、払戻しが可能かとかいった条件、さらには季節によって様々のようです。大まかな価格帯としては、Economyで200~300カナダドル、Berthで500カナダドルからといったレベル感です。Cabin for 1やCabin for 2はさらに高価格となり、Prestigeいたっては5,000カナダドル前後の価格帯です(もちろんこの価格は二人分です)。

EconomyとSleeper Plusの価格差はとても大きいのですが、Sleeper Plusでは食堂車での食事が料金に含まれています。バンクーバー・ジャスパー間では二食の提供ですが、これは大きなメリットといえるでしょう。

実際の予約

様々な情報源によれば、Economyで夜を過ごすのは苦しく、是非寝台席を予約すべしというものでした。そうした意見を踏まえ寝台席系、すなわちSleeper Plusを予約しようと試みました。が、私の可能な日程では全てが埋まっており、予約できませんでした。Economyは空いていましたので、往路それを予約しました。予約に際して当然具体的なシート番号が割り振られると思っていたのですが、そうではありませんでした。若干不安に思いつつも、まあそんなものかと納得することにした次第です

復路をどうするか、色々と考えました。ジャスパー近辺にも飛行場はありますが、飛行機ではあまりに味気ないことから、今回はなしです。調べてみるとバスがあります。それも鉄道よりも時間がかかりません。バスに傾きかけましたが、VIA Rail Canadaでは復路便でSleeper Plusの中のクラスであるBerthの席が空いていました。寝台席が快適とのwebの情報から何としても寝台席を経験したく、これを予約することとしました。

さらに、Berthを含むSleper Plusクラスで提供される食堂車での食事は大きな魅力です。これが決め手となって復路もVIA Rail Canada利用となりました。予約自体は、VIA Rail Canadaのホームページから特段迷うことなく取ることができました。クレジットカード決済です。もちろん、価格はバスよりも相当に高価でした。ちょっと思い切り過ぎたかもしれません。

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